にこP

日本語を話さない人たちとのコミュニケーション&コラボレーションプロジェクト

概要

日本語を話さない高校生と話そうプロジェクト、通称<にこP>は、海外の学校と日本の学校との協同授業を中心に、準備から振り返りまでを行うプロジェクトです。プロジェクトコーディネーターが、両校のマッチングや会議のアレンジをはじめ、その一連の活動を行う先生方を、ことばのまなび工房の開発した教材・マテリアル、準備・振り返り・評価のシステム、生徒と先生を繋ぐICTプログラムを用いてサポートします。

モデルプラン

Dialogbook

 外国語を習得するためには、実際にその言語でやりとりすることが大切です。その中身も重要ですが、それだけでなく誤りの訂正やより適切な表現方法の獲得などに向けた「気付き」を与えることが効果的とされています。どのような内容を学習したのかを記録するだけでなく、学習に向けた計画や(前段階)、学習に対するフィードバック(後段階)など、さまざまな活動をポートフォリオとして記録していくことが、外国語の効果的な学習には必要です。
 我々の提供するe-ポートフォリオシステム「Dialogbook」は、それらの活動を記録するためのシンプルかつ使いやすいシステムです。現在、様々な学校では既に学習管理システム(Learning Management System; LMS)が使われているかもしれません。しかし、本プロジェクトは2つ以上の学校、それも国を跨いでの交流が基本です。そのため、両校で同時に利用できるようにすることも想定し、既存のLMSとは別に独立したシステムとしてDialogbookを開発しました。

実践校

2020年度から2023年度の間に、にこPを実施した学校をプロットしました。
黄色:小学校
緑色:中学校
青色:高等学校
紫色:大学
*東京、バンコク、ジャカルタ、ジョグジャカルタなど、大都市には複数の参加校があります。地図を拡大して、ご確認ください。

事例とインタビュー

ジョグジャカルタ第一高等学校(インドネシア)と日本の市原中央高等学校(千葉県) /実施期間:2021年10月から11月 *インタビューもあります。
国立屏東高級中学(台湾)と日本の獨協高等学校(東京都)/実施期間:2021年10月から12月
日出学園高等学校(日本)/2020年
市原中央高等学校(日本)/2020年