ことばのまなびのデザインと実践
私たちが目指すもの
私たちにはことばをまなぶ力があります。ことばのまなび工房は、仲間たちと話し合って、その力を活かす方法を考え、試し、感じ、振り返り、再び試みていく「ことばのまなび」を創り出していくところです。ことばは使わなければ身につきません。ですから、ことばを身に着けるには、ことばを使うことが大切です。ことばを使う場面や話題に加え、聞いたり読んだりしてくれる相手や仲間がとても大切なのです。相手のことを知りたい、相手とつながりたい、相手に私自身のことをもっと知ってほしいと感じることが、ことばのまなびのスタートラインだと私たちは考えています。
ワクワクしながら、でも、地道に、これまでの軌跡とこれから進む道、自分自身の興味や相手との繋がりを確認しながらことばを使う「ことばのまなびプロジェクト」。ことばを学ぶ場を計画し、実践し、振り返り、発表し、共有していく「ことばのまなびプログラムの開発」。ことばとは何か、ことばを学ぶとはどういうことか、ことばを身につけるためには何が必要か、ことばの学びを通して、どんなことが分かり、感じられ、どう成長するのかを明らかにする「ことばのまなび研究」。そして、ことばのまなびを作り出す「ことばのまなびデザイナー養成」と、ことばのまなびを実現する「ことばのまなびエンジニア養成」。私たちはこれらの活動を通して、ことばのまなびとその礎を創り出していきます。
児童・生徒・学生の皆さんが身に着けること
1.コミュニケーションの手段として実際に英語を使ったという経験
日本語が通じない外国人との情報交換・意見交換を通して身に着ける、実際に外国語でコミュニケーションしたという経験。
2.コミュニケーションに必要な態度
「通じる」ためには、「うまい」よりも「わかりやすい」が必要。体験を通じて身に着ける、わかりやすく話そうとする態度。
3.話を組み立てる力
自分たちが伝えたいことを見つけ出し伝えるための活動、そのための準備を通して身に着ける、論理的な話の展開力、順序だった説明をする力。
4.聞いてもらう力・活きる資料を作る力
興味を持ってもらうための工夫を通して身に着ける、聞いてもらうための話し方・資料を作る力。
5.聞きとる力・引き出す力
聞きたい内容を聞き出すためには質問の技術が必要であることを実感し、それを基に工夫して身に着ける、相手の言いたいことを引き出す力。